2012年11月28日水曜日

完母?混合?ミルク?

しばらく間が空いてしまいましたが。。。

今日は、おっぱいとミルクについて。

やっと昨日「完全母乳」=「完母」で過ごすことが出来ました!

授乳指導ですすめられた「母乳相談室」という哺乳瓶でのミルク足しと、

泣いたら吸わせるの繰り返しの成果です!

母乳が足りているか不安でしたが、母乳だけでもおしっこやうんちの回数は変わらず、

ベビちゃんは、ちゃんと元気に過ごしてくれています!

1時間に1回はおっぱいをあげるので、乳首がヒリヒリしますが、

馬油やピュアレーン(羊油)を塗ってラップで保護したりしつつ、

なんとか乗り切ってます。

ベビちゃんの吸いつく力がすごいので、吸い始めは痛いですが、

乳腺が開通したらしいので、飲み始めてしまえば痛みはありません。

今日も「完母」で過ごします。

ベビちゃんもママも楽しく母乳生活が送れますように☆

2012年11月6日火曜日

IVF(体外受精)について思うこと

結婚8年目にして、やっと我が子を抱くことが出来ました。

それも医学(科学?)のチカラを借りて。

結婚したのが31歳の後半。

まだ自分のやりたいことを優先して、2年間は避妊していました。

避妊をしなくなれば、すぐに子供に恵まれると思っていましたが、

あっという間に35歳を過ぎ、
旦那様からは「だから、結婚したらすぐ作れば良かったのに。。。」と言われるし。

36歳で知り合った友人から「不妊治療」について話を聞いて、
お互いにご近所の産婦人科で妊娠できたとのことで、通い始める。
まずタイミング法を試して、また、あっという間に半年が過ぎて行く。。。
私の血液検査に問題はないし、基礎体温計も買って、なんとか記録して、
旦那様の精子の状態もフーナーテストの結果も悪くないのに。。。

そのうち、基礎体温を記録するのも、病院に通うのもおぼつか無くなり、
転職した会社で結果を出そうと仕事に躍起になったところで、
カラダが悲鳴をあげて「突発性難聴」を患い、即入院。
その前から「閃輝暗点」などのカラダの不調で、
不妊治療以外で病院に通うことにもなっていたので、
このまま仕事を続けるのは困難と判断し、再度、転職。

転職するには、事務職は難しく、ホームヘルパー2級を短期間で取得し、
介護職で再就職。

初めてのことばかりだけれど、接客業でのアルバイトや、
上長のアシスタント(秘書業務)での経験が役に立ち、
さらにカラダを動かす仕事が向いているのか、やっと自分に合った仕事を見つけた。

既に39歳。もう、子供を持つのは、かなり難しいと感じながらも
以前通っていた産婦人科に久しぶりに行ってみても、これ以上の進展は望めず。。。

そして。
その産婦人科のある駅の広告でKクリニックの先生の本を知る。
その著作を読むが早いか、すぐにクリニックに通い始める。

内科である、そのクリニックでは、基礎体温を付けるのが基本で、
そのほかに血液中のホルモン値を測るための採血がある。
産婦人科ではないので、内診はなく、その代り超音波で子宮の様子を把握する。
そして、漢方。体質改善になるのか、とにかく信じて夏から半年頑張った。

秋になり、そろそろ誕生日が近づく。

40歳。

45歳までに産めればいいかな、などと甘い考えだったが、
Kクリニックでも、「もう年齢的にIVFも視野に入れた方が後悔しないと思う」と言われる。
職場で知り合った看護師さんに、世間話程度で話してみる。
その彼女が今の職場での派遣を終了して、以前勤めていた産婦人科に戻ると言う。
そこはIVFも分娩もできる病院だった。

Kクリニックでも、最後通牒のように「IVF」を勧められたが、
その産婦人科では女医さんから、「卵子の老化」について、あらためて説明され、
とにかく1度「卵子」の状態を見るためにも、採卵、体外受精を強く勧められる。

「39歳での体外受精と、40歳での体外受精だと、成功率がかなり違う」

体外受精による妊娠率のグラフを見せられて、愕然とした。

知り合いもいることだし、この産婦人科に通うのもありだと思ったが、
Kクリニックで「IVFカウンセリング」を受けてから判断したいと思った。

旦那様と二人でカウンセリングに臨んだ。

「おすすめは、加藤レディースクリニック系列です。

奥さんのお知り合いのいる病院より、断然、この系列の病院が良い。

『完全自然周期法』で、排卵誘発剤を使わないので、奥さんのカラダへの負担が少ない。

ただでさえ老化している卵子を薬で無理やりたくさん排卵したら、
妊娠できても、その後のカラダへの負担が大きいです。

ただ、加藤レディースは混んでるので、同じ系列で新しいクリニックがあるから、
そちらをおすすめします。

ホームページに料金も記載されてるし、もし採卵しても受精できない状態だったら、
手術代が係らない場合もあるそうです。

確実に体外受精を成功させたいなら、ココが良いと思います。

何故なら、採卵の際に使用する針が特別なことと、優れた培養士が複数いること。
このふたつが最大のポイントです。

さらに加藤レディースでのノウハウも持っているけど、
新設されて間もないので、料金的にはリーズナブルだし、
本家ほど、まだ人気がないので、待ち時間などを考えても、ココですね。」

体外受精って、どこでも同じだと思っていたので、
知り合いの病院と迷いましたが、「完全自然周期」というのと料金を見て決めました。

料金は、A.36歳未満、B.36歳以上41歳未満、それ以外は通常料金の3プランで、
すべて成功報酬システムというもの。

年齢別に料金が違うというのは、成功率によるものだと思う。
妊娠に至らなかった場合の負担が女性の年齢が低ければ軽減され、
高くなるほど加算される方式。

ただし、妊娠した場合は、いずれのプランも合計金額は同じ。

分かりやすいし納得の料金。

旦那様と相談した結果、この不妊治療専門クリニックに通うことに決定。

その後の経過は、過去のブログ記事に書いてありますが、

私が言いたいことは、体外受精は、どこの病院でもイイワケではなく、

きちんとした技術力があり、明朗会計な病院を選ぶことが大事ということ。

「成功報酬制」を実施しているというのは、その病院の技術力への自信だと思います。

「成功報酬制」だから良いということではなく、

料金を明示している病院の方が信頼できると思います。

Kクリニックの先生が仰っていたのは、「培養士」さんの存在。

この「培養士」さんの技術や、卵子や精子の状態を見極めるチカラも大きいと思います。

何度も体外受精をしても妊娠に至らない場合、卵子や精子の見極めをせず、

どんな状態でも受精させようとして失敗に至り、高額の医療費を請求する病院もあるそうです。

排卵誘発剤を使って自分のカラダも酷使した結果が、「残念でした」な上に、金銭的な負担。

そんな病院ばかりではないかも知れませんが、どんな病院か知らずに通って、

肉体的にも、精神的にも、経済的にも追い詰められていくのは、哀しすぎます。

ただ我が子をこの腕に抱きたいと思っているだけなのに、

そのために苦しまなければならないのは辛すぎる。。。

私は「原因不明不妊」で、たまたま「完全自然周期法」が自分に合っていたのと、

自分に合ったクリニックに出会えたこと、そのクリニックの技術力が高かったことなど、

幸運なことが重なって、念願の我が子に会えました。

赤ちゃんを待っている人が、我が子に会えるように願わずにはいられません。

辛い不妊治療ではなく、我が子に会える希望の持てる不妊治療に臨んで欲しいと思います。

無理をせず、諦めないで、自分やご主人を追い詰めず、一歩一歩着実に、

不妊治療をして、最後には、愛しい我が子を抱けるように。。。

IVFは、幸せを掴むための技術だと思います。