2012年1月17日火曜日

初めての採卵

採卵日当日!生理14日目。

ダーリンと一緒に来院。
ダーリンは少し風邪気味で、朝、ベッドから起きるのが辛そうだったな。

新宿につくとバスで住友ビルまで。

ここからならSACはすぐ。

8:00前にビルに到着。

とりあえず、ATMでお金をおろしてSACへ。

まだ受付が開いておらず、少しまっていると、
バックルームからワラワラとナースさん達がクリニックへ。

そして、クリニックが開き、受付してもらう。
なんと受付番号は1番と2番。
ダーリン用が2番ね。

血圧を測って、トイレに行って、準備OK。

そしたら、すぐにナースセンターに呼ばれて、もう採卵とのこと。

ダーリンが起きるのが遅かったのでお腹が空いてると思い、
採卵中にダーリンが外出してもいいかどうか、ナースさんに相談すると、
「採卵が上手くいけば、すぐ採精していただくので、採卵までは待合い席で待っていてください」
とのこと。

私は、手術着を渡され、このまま手術室に行ってしまうので、
更衣室に行く前にダーリンの元に行き、待合い席で待っていてもらうように話をする。

そして、更衣室で手術着に着替え、手術室前の待合席へ。

先客が2人。
受付番号と採卵の順番は別みたい。

1人目が呼ばれ、名前の確認をした後、手術室へ。
少し経って、ナースさんに背中を支えてもらいつつ、安静用ベッドへ案内されてる。

自分で歩けるけど、支えが必要なの?と、ちょっと恐くなる。。。

2人目も呼ばれ、術後は、やっぱり背中を支えられ安静用ベッドへ。
足取りは普通よね?痛くないよね?と、ちょっと緊張。

いよいよ、私の番。
名前の確認をして手術室へ。

うわっ、暗~。
卵子は光に弱いそうで、必要な照明しかない。
促されて手術台へ。
「手術着、腰まで上げますね」と手早く手術着をナースさんがたくし上げてくれる。
台に浅く腰掛けて、両手で手すりに摑まって、足はナースさんが持ち上げてくれる。
指を胸の前で組み、その手をナースさんが上からそっと押さえるっていうか、
手を握って(支えて?)くれる。

施術をするのはドクターだけれど、
手順を説明してくれるのはナースさん。
手を握ってくれてるナースさんを含め、暗闇の中に4~5人いる。

「まず、消毒します!」

器具が入ってくる。なるほど、消毒液で消毒してるわ。

「内診の器具が入ります!」

消毒用とは別の器具ね。

「左の大きいモニターで映してますよ」

私、右の小さいモニター見てました。。。

「卵巣、右です!」「右!」

なぜ全員で復唱?ああ、事故がないように確認するためね。

「では針を刺します!チクッとしますよ。吸い取ります!」

お、卵胞の黒い影が見る見る吸い込まれて、消えた!

「ガーゼが2枚入ります。」「2枚!」

これも復唱?!

「最後にぐっと押されますよ」

わっ、ホントにぐっと押されたわ。

「はい、終わりました!足を降ろしますよ。」

手術着の裾を直してもらい、手術台から降りる。
特に手引きも支えもされず、私を安静室に先導してくれるナースさん。

ベッドに横になり、しばし安静。
枕元に、温泉やペンションに置いてあるようなノートがあったけど、
今回はパスだわ。

採卵と同じで、3番目にナースに声をかけられ、血圧を取ってもらってから、
トイレに行って、ガーゼを2枚抜く。
うーん、けっこう抜けない。かなり長いよ~。
ああ、ちゃんと2枚抜けた、良かった~。
そんなに出血してないし、採卵も痛くなかったな。

ナースと一緒にガーゼの枚数と出血の有無を確認して、問題なかったので、お着替え。

更衣室を出たところで、ナースさんから話だ!

「今回、採卵は出来たんですけど、中身が空でした。
なので、ご主人様の採精は今日は行わず、培養士からの話もありません。
あとは内診とドクターの診察結果だけなので、
今から外出されてもよろしいですが、培養時間がないので、割と早く終わります。」

げげっ!「空胞」だったんだぁ。。。

「あ、はい。じゃ、主人にそう言ってみます。ありがとうございました。」
と簡単にお礼を言い、ダーリンのところへ。

待ちくたびれて、勉強本を抱えながら、居眠りしてるわ。
トントンとダーリンを起こし、

「『空胞』だったって。なので、今日はダーリンの出番なしです。
せっかく来てもらったのにごめんね。
で、あとは内診と診察だけなので、培養時間がないから早く終わるって。
ごはん、もう少し後でいい?」

と告げる。

なんか、拍子抜けだ。。。

シフトを調整してもらって採卵に臨んだのに、結果は「空胞」=「空砲」だなんて。

ま、「外れ」だからしょーがないか。。。

内診をして、その後、診察結果を聞きに診察室へ。

「今回、一応、中身に卵子はあったんですが、古いので受精には使えない卵でした。
本当は先月までに育ちきっていなけれないけない卵子が残ってしまっていたんです。
なので、次回は弱めのお薬を使って、卵子の状態を良くして行きましょう。」

なんだ、「カラッポ」だったワケではなく、「賞味期限切れ」みたいな卵だったんだ。

渡されたお薬は、マーベロン21を12日分。
マーベロンって何?
すぐにiPhoneのアプリで調べたら「低用量ピル」?
ああ、黄体ホルモン・卵胞ホルモンの補填なのね。

年齢が高いから黄体ホルモンとか不足してると、古い卵子しか育たないのね。
だから、ホルモン剤で補填して、良い卵を育てようってことね。

ピルって普通、避妊用だと思ってたけど、こういう使い方もあるのね。

「これを12日間きっちり飲んでいれば、生理も来ますので、
生理3日目になったら、またいらして下さい。」

採卵しちゃって「カラッポ」の卵巣って、生理が来るか不安だったけど、
薬も飲むし、普通に生理になるんだね、なんだかホっとしたわ~。

ドクターの診察は終わり、次はナースさん。

次回までのスケジュールのフローチャートを見ながら、
マーベロンの数の確認服用方法と、抗生剤のフロモックスの服用方法を確認。

マーベロンは今日の夕食後から、フロモックスは今日のお昼からね。

あと、今日はお湯に浸からないこと、もし腹痛が酷くなったら自分で病院に行って、
その経過を病院の緊急用携帯に連絡すること、などを説明してくれる。

「今日は卵胞がカラだったので、次回、また頑張りましょうね。」
と励まされてお話終了。

はぁ、来月もシフトに関係なく、通院しなきゃならないんだな~。

それに今日はタマゴ取れなかったけど、手術代12万円くらいかかるんだよね、とほほ。。。

と思っている間に会計に呼ばれる。

「こちらがフロモックス2日分です。少々お待ち下さい。本日は3千〇〇円です」

「手術代はおいくらですか?」

「今日は採卵が出来ませんでしたので、針代や培養費は頂きません。」

うそ~。手術したのに「空胞」だったから、診察料だけなんて。

キツネにつままれたまま、SACを後にし、お金をATMから預金しに行ったのでした。。。

その後、ダーリンとお昼(今日はイタリアンランチ♪)を取り、フロモックスを飲んで、
午後出勤でまだ時間のあるダーリンとさらにコーヒーを飲みに行って、今後の相談。

来月も通院日にシフトを調整してもらわなきゃならないことが、精神的に負担、と話したところ、
「もっとシンプルに考えて、「通院しなきゃならない」ことを上司に言うしかないんじゃないの。
堂々巡りでぐるぐる考えたって仕方ない」
とダーリンにバッサリと言われ、それもそうね、と納得。
ダーリンの方こそ、来月は有給がもうないかも(苦笑)、とのこと。

「あと。もし「出来たら」のことも考えておいて。
考えるのイヤだから、考えないってゆーの、なしね。」

うーん、出来たら考えようって思ってた(爆)
そうだよね、考えなきゃだめよね。

ぼんやりとは考えてるけど、実際、なってみないとわからないこともあるし。
何パターンか考えておくか。。。

お腹は「違和感」はあるし、腹圧かけたら、ちょっと痛そうだけど、
出血もないし、大丈夫そう。

でも、なんだか疲れたー。

今までタイミング法でも「空振り」だったのは、卵子が「使えない」状態だったからかもね。
今回、採卵してみて、初めて卵子の状態が分かって良かったー。
受精まで進めなかったのは残念だったけど。

IVFって、もっと「神の領域」だと思ってたけど、すごくシンプルに考えられるようになったな。

来月は「良い」タマゴ採れますように!

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