朝の回診の後、院長先生に呼ばれて、手術室で、もう一度診察。
「子宮口8センチだけど、もう体力的に厳しいし、少しお手伝いするから、産もうか。
ちょっと息んでみて、いけそうだったら下から産もう。ここまで来たら帝王切開じゃなくてね。様子をみて帝王切開になる場合もあるけど。」
とゆーことで、手術室の分娩台に上がり、息めるかどうかリハーサル。
「いけそうだね。あとは、器具を使って引っ張るから。じゃ、準備しよう。」
分娩室の準備が出来るまで、陣痛室で待機。
相変わらずお尻が痛いので座れず、
立ったままで待つことしばし。
その間、徹夜で疲れているダーリンにお尻を押さえて貰いました。
そして。
とうとう分娩室に呼ばれました。
血管の確保とブドウ糖の点滴、陣痛促進剤などを入れる為に、腕の血管を探す助産師さん達が入れ替わり立ち替わり。。。
血管確保が得意な助産師さんが連れて来られて、なんとか血管確保。
点滴を早めに落としつつ、念のため、導尿して貰いながら、院長先生を待ちます。
院長先生は、となりの分娩台で子宮口の広がらない妊婦さんに風船を入れてます。
それが終わった後、いよいよ私の分娩台へ。
赤ちゃんを引っ張り出す為に、会陰に局所麻酔をして、少し痛みを和らげます。
時計がお昼になった頃、
「じゃ、行こうか」と院長先生。
最初は子宮口を拡げてくれて、2回ほど息んでみました。
でも。赤ちゃんは出て来れず。
「じゃ、ご主人に話してくる」
と、器具を使うことをダーリンに話してくれて戻ってきた院長先生。
「じゃ、器具使って引っ張るからね。息止めて、んーっと息んで!そう、もう一回!ほら、赤ちゃん出てきたよ。」
その間、まさに約1分。
スルッと赤ちゃんが出て来ました!
すぐにお腹に青いシートが拡げられ、
そこに産まれたての赤ちゃんが乗せられました。
あったかくて可愛い赤ちゃん!
そして、赤ちゃんはすぐ鼻や口から羊水を吸って貰ってから、カラダを拭きに。
その後、院長先生が後産で胎盤を出してくれて、
「これが胎盤。へその緒の管が付いてるよ」
と、見せてくれたのは、懐かしのブーブークッションみたいなもの。
こんなクッションみたいなのがお腹にあったなんて!
最後に、会陰部の縫合。
局所麻酔はしてるけど、さすがに痛みがわかるので、酸素マスクで酸素とゆるい麻酔を吸入しながら、ウトウト。
その間に先生がチクチクチクチク、
会陰を縫合して行きます。
縫合が終わった頃には、きれいにしてもらった赤ちゃんがダーリンとママさんのところへ行っていたらしく、
赤ちゃんを抱っこしたダーリンとママさんが分娩台へ来てくれました!
助産師さんが赤ちゃんを添い寝させてくれて、おっぱいに吸い付いてくれたところに、他の分娩台で処置が始まることになり、
麻酔でぼーっとしている私とおっぱいに吸い付いている赤ちゃんを残して、
他の人達はすべて退場。
眠い頭で、赤ちゃんが台から落ちないように細心の注意を払いつつ、
点滴が終わるのを待つことしばし。
やっと点滴が終わり、陣痛室から普通の部屋へ、と思いきや。。。
金曜日からの出産ラッシュで、普通の病室は満室で、仮の病室へ。
母親学級で使っていた多目的ルームにカーテンで仕切られ、
仮の病室になってます。
私の点滴が終わるまでに、ダーリンとママさんで荷物を運んでくれたみたいです。
ふぅ〜。
なんとか無事出産できました!
やっと会えたね、赤ちゃん!
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